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ポストドクター・インターン

インターンシップ体験記 [B] 岡田 崇さん  

岡田 崇さん
自分を試してみたい
 私はアカデミックの道に就職することを考えていましたが、あることをきっかけに民間企業への就職に興味を持ちました。それは博士後期課程時に産学連携の研究テーマに携わることになり、企業の研究会に数多く参加したことです。そこで仕事のやりがいと面白さを学びました。さらに、企業の社会貢献に対しての姿勢や意識の高さを実感したことで、企業で働きたいという思いがより一層強くなりました。
 民間企業への就職を志望する中で、このポストドクター・キャリア開発事業を知りました。この事業に参加した理由は、入社前にインターンシップ生として3ヶ月以上企業で働く事ができるため、自分のこれまでの経験や能力をその企業で生かせるかどうか試せるチャンスがあったからです。

「質問者が一番えらい」
 3ヶ月間のインターンシップはあっという間でした。初めの1ヶ月間は右も左も分からず、大学生活との違いに戸惑い、その場の環境に慣れることに必死でした。また研究テーマは私の専門分野と全く異なり、その目標を達成できるのかという不安もありました。しかし、上司や担当者とミーティングを重ね、一つ一つ問題を解決することでその不安は払拭されました。三桜工業には「質問者の方が回答者より重要である」という用語があり、分からないことをすぐに質問できる環境が私を助けてくれました。実験においても、実験機器の製作や実験方法の指導など様々な面でサポートをして頂き、無事に成果発表まで辿りつくことができました。大学と同等、もしくはそれ以上のチームワークを感じることができました。この「働きやすい環境」が三桜工業に入社することを決めた最大の理由です。

たくさんコミュニケーションを
 後輩の皆さんへのメッセージですが、最初は大学と企業の環境の違いに戸惑うことと思います。また、自分のやりたいことと会社で与えられた仕事は全く違うかもしれません。その環境で嫌々仕事をやるのか、楽しくやるのかは自分次第だと感じています。どんな仕事でも見方を変えれば「面白さ」は転がっているものです。そのためには、まず与えられた仕事の狙い(ゴール)を上司や担当者に納得できるまで聞くことが大切です。目標が明確になり、自分の仕事の重要性を認識すれば、自ずとモチベーションも高まります。また、仲間達とコミュニケーションをとることも重要です。何気ない会話から仕事に対するアドバイスをもらえ、仕事に対する見方を変えてくれるきっかけにもなります。
 これからインターンシップに参加する皆さん、インターンシップ先ではたくさんコミュニケーションをとってください。そうすれば仕事の面白さをきっと見つけることができます。
 今後ポスドク・インターンシップに参加する方も、大学・研究機関での研究と企業での仕事との違いに戸惑う事があると思います。その違いを理解し、必要とされる仕事に自分の専門をすり合わせて、出来ること・活かせる部分を探していく事が重要だと思います。長期インターンシップでは、その時間もあると思います。がんばりましょう。
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