群馬大学次世代EV研究会本文へジャンプ
設立趣旨

 近年、地球温暖化問題,原油高騰化問題等は地球環境改善と激動の世界経済に大きな影響を与えており、その改善施策が重要課題となっている.運輸部門のCO2排出量は全体の約20%を占めていると言われており、その削減が急務である。従来の自動車はガソリンエンジンが主流であり、次いでディーゼルエンジン、ハイブリッドが続く。ガソリン車に比べるとディーゼル車やハイブリッド車はCO2の排出量は少ないが地球温暖化に対しては不十分な対策である。これらに対し、電気自動車は化石燃料だけに頼ることなく自然エネルギー(太陽光、風、波etc.)から得られる電気で走ることが出来る。また、化石燃料から電気を得る場合でもエネルギー効率はガソリンエンジン車に比べ数十倍良いとされている。さらに一人乗りのマイクロEV(Electric Vehicle)はエネルギー効率が良く、このような車を普及させることがCO2削減に最も効果的と考える。
 群馬大学を中心とする北関東地域は自動車産業、電機産業およびそれらの産業の関連企業が多くあることから、EV(電気自動車)の高度化、高精度化、高信頼性の実現に向けて、産学官協同研究をさらに推進する必要がある。こうした背景のもと関連した研究者、技術者の交流の場を積極的に提供することを目的として、群馬大学工学部の組織として「次世代EV(電気自動車)研究会」を設立した。

2009年3月11日(水)  約120 名の参加者による発足式
 群馬大学ではCO2削減を目指して「次世代EV(電気自動車)研究会」を設立し、発足式を行った。
 予想をはるかに超える約120名の参加者があった。参加者は主に近隣の企業や自治体、公的機関の方々。世界的な経済危機でこれからの新しい産業としてのEVへの関心お高さが伺えた。

Next generation EV Society, Gunma University