メカトロニクス・ロボット分野は、機械工学を中核とし様々な技術を統合した学際的技術分野であり、製品の高付加価値化と同時に生産技術の高度化による効率化への有力なツールでもある。例えば、自動車における操縦安定性制御装置などは従来の機械的な安定理論に加え電子技術を応用することで高い操作性や安全性の向上を実現している。また、家電機器における自動保守機能、精密計測機器における精度補償機能なども、機械系にエレクトロニクスを融合させることで高付加価値化を図ったものである。さらに、各種部品生産における各工程に適合した形でのロボット導入・応用は、生産技術高度化に不可欠となっている。
群馬大学を中心とする北関東地域は自動車産業、電機産業およびそれらの産業の関連企業が多くあることから産業技術の高精度化、高信頼性、ハイスピード化に向けて産学官協同研究をさらに推進する必要がある。こうした背景のもと関連した研究者、技術者の交流の場を積極的に提供することを目的として、群馬大学工学部の組織として「メカトロニクス・ロボット研究会」を設立する。
１．名称
名称は「群馬大学メカトロニクス・ロボット研究会」とし、略称は「メカトロ研究会」とする。また、英語名称は
「Society of Mechatronics & Robotics Technology for the study in Gunma
university」
２.目的と使命
「メカトロニクス・ロボット研究会」は、これからのわが国の技術の骨格となるメカトロニクスとロボットの関連技術の向上、国際的競争力の強化並びに地域産業の活性化に向けて、研究開発から市場化までのすべての工程での研究を産学官で行う。
３．具体的な活動
日本機械学会、群馬大学が進める中核人材育成を通じてコアとなる研究領域の研究を講演・討議などを行い、以降それぞれに研究分野毎に任意に研究分科会を組織し、長期、中期、短期的テーマのもとに共同研究を推進し、研究の交流と融合化をはかる。
企業においてはメカトロニクス・ロボットの技術トレンドを熟知して、今後の研究開発、方針、事業の方針を立案するときの指針にする。
具体的な活動としては、
(1) メカトロニクス・ロボットの最新技術動向の調査・研究、
(2) メカトロニクス・ロボット技術に関する産学官の交流、
(3) メカトロニクス・ロボット技術を核とした技術研究開発、
(4) メカトロニクス・ロボットを核技術とする地域産業の育成と活性化、
(5) メカトロニクス・ロボット技術の産学官での共同研究の推進、
(6) コンソーシアム活動等を通じた外部研究開発資金の積極導入によるメカトロニクス・ロボット関連の新技術開発の推進
４．対象
「群馬大学メカトロニクス・ロボット研究会」の対象領域は、群馬大学の教員が持つ研究シーズをもとに、幅広いメカトロニクス・ロボットの分野を研究する。また、医学と工学の分野の融合も図る。群馬大学の教員、メカトロニクス・ロボット分野に参入が可能な分野の産業界･企業、群馬産業技術センターなどの公的な役割の研究所･試験所、政策実行の責任のある県･市などの行政との連携を重視する。
(1)メカトロニクス・ロボットに関心がある企業ならびに社員
(2)公的な機関の研究員
(3)群馬大学の教員
(4)メカトロニクス・ロボットに関心があり、研究会会長の承認がえられた人
５．組織
産学官の幅広い人材、団体が参加する会とする。
【会長】 会長は群馬大学工学部長がその任にあたる。
【事務局】 事務局は工学部事務部庶務係、共同研究イノベーションセンター
【分科会】 分科会を当初は設けないが、研究会の進展とともに、特定の重要テーマ毎に専門的に掘り下げた検討と研究を行う
ことが出来る。
【任期】 会員の任期は２年とする。
以上
「群馬大学メカトロニクス・ロボット研究会」
| 会長 |
|
群馬大学工学部長 |
|
宝田 恭之 |
|
|
|
|
|
| 委員 |
（発起人） |
群馬大学 教授 |
|
久米原宏之 |
|
（発起人） |
群馬大学 教授 |
|
小島 宏行 |
|
（発起人） |
群馬大学 教授 |
|
石川 赴夫 |
|
（発起人） |
群馬大学 教授 |
|
須齋 嵩 |
|
（発起人） |
群馬大学 客員教授 |
|
松村 修二 |
|
（発起人） |
群馬県産業技術センター長 |
|
植松 豊 |
|
|
群馬大学 助教授 |
|
中沢 信明 |
|
|
群馬大学 助教授 |
|
安藤 嘉則 |
|
|
群馬大学 助教授 |
|
山田 功 |
|
|
群馬大学 教授 |
|
保坂 純男（ATECセンター長） |
|
|
群馬大学 教授 |
|
久保田 仁（機器分析センター長） |
|
|
|
|
|
| 顧問 |
|
群馬大学理事 |
|
白井 紘行（産学連携推進機構長） |
|
|
|
|
|
| 協賛機関 |
|
NPO北関東産官学研究会 会長 |
|
根津紀久雄 群馬大学名誉教授 |
|
|
（財）群馬大学科学技術振興会 理事長 |
|
大谷 杉郎 群馬大学名誉教授 |
|
|
NPO北関東バイオフォーラム 理事長 |
|
小濱 一弘 群馬大学教授 |
|
|
|
|
|
| 賛同企業 |
|
（株）ぐんま産業高度化センター 社長 |
|
斎藤 勝政 氏 |
|
|
富士重工業（株） 群馬製作所長 |
|
鴨川 珠樹 氏 |
|
|
サンデン（株） 常務取締役 |
|
鈴木 北吉 氏 |
|
|
三洋電機㈱ ヒューマンエコロジー研究所長 |
|
米崎 孝広 氏 |
|
|
（株）ミツバ 専務取締役 |
|
阿久戸庸夫 氏 |
|
|
矢島工業（株） 社長 |
|
横山 溥 氏 |
|
|
（株）沖データ 副本部長 |
|
安藤 紘一 氏 |
|
|
日本サーボ（株） 桐生工場技師長 |
|
坂本 正文 氏 |
|
|
（株）大西ライト工業所 社長 |
|
大西 章雄 氏 |
|
|
コガックス（株） 会長 |
|
古賀 義朗 氏 |
|
|
桐生商工会議所 会頭 |
|
佐藤 富三 氏 |
|
|
太田商工会議所 会頭 |
|
荻原 栄一 氏 |
|
|
|
|
|
トップ
設立趣意書