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◇◇◇ 平成17年度 第2回「起業塾」の報告 ◇◇◇

共同研究イノベーションセンター
産学官連携コーディネーター 塚 田 光 芳

(財)群馬県産業支援機構
富田 理事長
 群馬大学地域共同研究センターでは、地域の将来を担う人材・企業を支援するために、「起業塾」という産学官連携事業を実施し、創業支援・経営人材支援に取り組んでいる。
 平成16年度の第1回開催に続いて、今年度の第2回目は、群馬県の支援のもとに県庁のビジターセンターにて「起業塾 in 県庁」と題して開催した。創業支援では、創業の準備期、創業期、継続期、発展期、等の成長パターンに応じた段階別支援が行なわれるのが普通であるが、この「起業塾」は、創業構想者、創業直後の経営者、技術経営者、企業後継者、学生等を対象に、創業の成長パターン全体を俯瞰できるプログラムになっている。
 第2回開催を企画するに当たり、前回と同様に学問的専門性の高い講義に偏らない、講師の経験や経営実務に基づいた講義を主体とする構成とした。講師は、地元の女性経営者・ITベンチャー経営者・地元地銀スタッフ・政府系金融機関・大手監査法人の公認会計士・経営コンサル・大学教授に依頼し、9月から12月まで1日(3講義)/月、4日間の延べ12時間の講義を開催した。第1日目には、主催者である?群馬県産業支援機構の冨田敏彦理事長、地域共同研究センターの白井紘行センター長から開催の挨拶を受け、続いて昨年度の起業塾を受講し開業に至った、(有)COCO−LO(ココロ)の雅樂川陽子代表取締役、潟潟Aライズの林明京代表取締役から、ご自身が開業に至った当時の決意と現在の心境などについて講演を頂き受講生を激励された。
藍店企業有限会社
井野 代表取締役
 なお、受講中の夫妻が起業塾の開催期間中に起業の意思を固め、コーヒー等の持ち帰り専門店を開店したことがトピックとして上げられる。店のテラスにテーブルと椅子を用意したテイクアウト専門店である。
 今回は、制度融資、補助金等に関する問合せや、起業に対する公的施策、支援機関の具体的事業について多くの質問があった。融資等に関する提案型の支援を我われに期待している証と考えられる。
 今回の55名の受講者は、女性が6名(学生1名、主婦4名、自治体関係者1名)、男性が50名(学生1名、サラリーマン18名、自治体関係者3名、他28名)で、若者から年配者まで幅の広い受講者であった。出席状況は、初日は40名、2日目は34名、3日目は30名、4日目は22名で、4日間の講義を全て受講された方々はこのテイクアウト専門店を起業された夫妻を含め16名であった。
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