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◇◇◇ 平成16年度 第1回「起業塾」の報告 ◇◇◇

共同研究イノベーションセンター
産学官連携コーディネーター 塚 田 光 芳

高田 群馬大学長
 地域共同研究センターは、平成16年度に第一回の「起業塾 in 桐生」を開講した。同年4月から運営されている群馬大学インキュベーション事業の一環として取組んだベンチャー支援塾である。
 9月の開講式には、当インキュベーション施設を一般公開するとともに、当施設の前庭において鈴木学長による記念碑の除幕式を行った。碑文には儒教の「礼記」を出典とした学長直筆の「教学相長」が刻まれ、産学官の間で教え学び合うことを継続することでお互いが相長じた存在になるという意味が込められている。
 起業塾を開設するスケジュールは着実に進み、7月に桐生市役所にてプレスリリースを実施し、8月に群馬県の「星雲メールマガジン」・その他のネットワークを通じて起業塾開設のアナウンスの協力を頂いた。ベンチャー育成を目指す起業塾の実施を初の試みとする我われ関係者にとって、果たして何名の受講応募者があるのか、興味と心配の交錯する心境でスタートしたが、プレスリリースの翌日には新聞による起業塾に対する参加問合せが多数寄せられ、新聞の反響は十分で当初から順調に応募の数を増していった。結局、応募期間を通して受講応募者は60名に上った。応募者を分類すると、企業人27名(大手企業4名)、学生23名(他大学4名)、女性10名(主婦5名)であった。特に学生の応募割合の高さから、自らベンチャー企業を起こそうという若者の心意気に頼もしさを感じた。
株式会社 ホットランド
佐瀬 守男 代表取締役
 起業塾は9月から11月下旬を通して4日間開催された。初日は開講式とともに基調講演会を設け、二日目以降は客員教授による会計学を共通講義として毎回実施し、同時に地元出身のベンチャー成功者の高話及び経営コンサルタントによる経営管理ノウハウに係る特別講義を実施した。基調講演と併せこの特別講義は「起業塾 in 桐生」の目玉商品として企画したもので、豊かで若者が魅力を感じ、多くの仕事が成り立つ地域となるように、地域の文化、人の育成などと結びつく講義が行なわれた。
 受講者の出席状況を見ると、初回の開講式には受講者37名(参加者60余名)、第二日目は38名、第三日目は22名、第四日目は14名の参加であった。第一回の起業塾の講義集は246ページに及び、文部科学省、経済産業省、その他の50関係機関・個人に配布した。なお、第二回の起業塾として平成17年度事業を企画中であり、第一回と同様に多くの方々にご参加を頂きたい。
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